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2009年04月02日

水の轍

こんばんは、ロレです^^

前回の記事でようやく“21世紀のOS”ことWindowsXPに移行しますよ、と宣言してから空くこと暫く...、無事に、とは決して言えませんが(笑)ようやくXP環境への移行が終わりました♪

いやー、古い機械はばらす物じゃない、と改めて痛感させられた作業でした...(T^T)

水の轍


さて今回のこのいでたちは、OSもヴァージョンアップしたことだし、私もちょっとバージョンアップを...というわけではなく、この3月27日で閉鎖になった企業SIM「WITH」のファイナルイベント「Carnevale(カルネヴァーレ)」に
参加させて頂きまして、その時のドレスコードに合わせたおめかしでございます♪

博報堂DY グループ・i-ビジネスセンター 3D インターネットラボ(長っ!)が2007年下半期からセカンドライフ内で運営してきたSIM「WITH」は、当初4SIMに跨る多目的ドームが売りの企業向けプラットフォームとして
誕生しました。

セカンドライフへの進出を検討する企業に対して、インワールドでのマーケティングやPR、広告、店舗の設計、デザイン、設営、運営、その後の効果測定等を請負うことを目的とした俗に言う「参入支援」型の
ビジネスモデルの中で、各企業やコミュニティ、一般参加者達とのコミュニケーションを担う場という役割が「WITH」には与えられていました。

昨年秋にはSIMをひとつに絞り、SIM全体をヴェネチア風の町並みへ作り直し“場”としての質を高めようと試みられたのは記憶に新しいところです。

 関連記事「水の都へ^^」http://lorelei.slmame.com/e395005.html

この度その役割を終えたということで閉鎖が決定し、そこでSIMの最後を飾るお祭りとして「WITH」にあるCafe Flora主催でが開催されたのがファイナルイベント「Carnevale」でした。

今回は、最終日のイベントの模様とその前日、Cafe Floraの最後の営業日の模様をご紹介いたします^^

水の轍


私は、去年の春からお仕事の職制が変わり、帰宅時間が遅く以前に比べてインワールドに滞在している時間がぐっと減ってました^^;
下期に入って若干余裕が出だしたものの、時間は不規則、インワールドの処理も以前に比べて心なしか負荷が高く、それまでよく足を運んでいたMagSL Akibaは、もうどれだけ読み込ませても灰色の世界w
ArareCAFEにはスタッフとしてのお手伝いは元より、お客として顔を出すのも人が多い時間帯にはかなり厳しい状況にありました(~_~;)
右手の小指も折ったばかり、KA Marketの再整備もしなくちゃとインはしても自分の土地から出ないで居ることの方が多かった、そんな時期に記事を見てふらりと出かけたのが「WITH」でした。

ベネチア風に統一された町並みの中に身を置いて「こういうSIMがせあるのはありがたいなぁ♪」なんて思いつつ、2度目の訪問で伺ったCafe Floraもスタッフ皆さんが良い方だったので、この半年は随分と
お邪魔させてもらいました^^

そのWITHが閉鎖になるとスタッフさんから聞いたのは3月も下旬に入ってから^^;
参加支援型ビジネスで参入していた企業のSIMだから、新規参入企業の話もトンと聞かなくなった今となっては至極まっとうな展開といえば展開なんですが...「半年しか持たなかったかぁ~(-_-;)」というのが
私の正直な感想でした^^;
1SIM体制に絞って最後に試みたこの半年がむしろエピローグで、博報堂DYとしての「WITH」は、既に半年前には終わっていたのかもしれないなぁ、なんて思ったりもする突然で計画性を欠いたこのお知らせは
ブログ等を通じてすぐさま周知され、ファイナルイベント前日、Cafe Floraの最終営業日には、たくさんの人がお店に訪れました^^

水の轍


水の轍


水の轍


水の轍


水の轍


半年といえどもその歩みの中には色々な出来事もあり、足が遠のいていた懐かしい人達の顔もこの日は見ることができました♪
こうして新旧常連さんが入り混じって賑わったCafe Flora最後の晩は、名残を惜しむ多くの人の思いに包まれて暮れて行きました。
水の轍




さてさて、翌日のファイナルイベント「Carnevale」は上のSSの告知ポスターを見ても分かるようにmasquerade(仮面舞踏会)の様子です。
そういえばmasqueradeにつき物の宝飾煌びやかなマスクはベネチアンマスクって言いますから、ベネチアの町並みを再現したWITHのお祭りであればまさにmasqueradeはぴったりです♪

さぁ、お題は頂いた!
普段では目にしても買うことなどなかったパーティガウンにマスクのお買い物、与えられたお題はきっちりこなさなくっちゃいけません♪
「仕方ないなぁ~(^0_0^)」とイベントリ探せばなんか見繕えそうな様子は気づかないことにして(笑)masqueradeなアウトフィット、アクセサリー、髪型、あ、そうそう靴も居るわね...な一揃えを手に入れるべく
嬉々としてインワールドをあっちへこっちへ飛び回りました(^O^)

で、いろんな物を見て周って、最終的に落ち着いたのがこちらです^^

水の轍


Hair : Tukinowaguma GARRY Ebony
Gown : Adam n Eve - Venetia Crimson Costume Gown
Accessory : Alienbear Design (Floretta Necklace & Earrings red) / Alienbear Design (Princess Carita II Ring (red))
Skin : DDJ DESIGN SKIN No.4 _PARTY

ガウンはマスクも付いた仮面舞踏会用のドレス、名前からしてVenetia(笑)と、結局無難なものに落ち着きました^^
いつものスキンでこれらのアウトフィットを身に着けると、どうも衣装が浮いてしまうので、スキンはお友達のDeeDeeさんから頂いていたパーティー向けのメイクのものを今回は纏ってみました♪
スカートのボリュームが大きいので髪型も大きなアンモナイトを乗せたようなボリュームのあるやつをチョイスしています^^
真紅のドレスにスキンの真っ赤なルージュがいい感じに合って、本人的にはご満悦w
どうです、お題はきちんとこなせていますでしょうか^^?

「Carnevale」には帰宅が遅れ、少し時間を周って参加しました。
会場となったホールの前庭は、私が着いた時は既に人でいっぱいでした^^;

水の轍


ホール前、噴水の周辺にはダンスボールとペアダンスのボールが多数設置され、ドレスアップをした皆さんがそれぞれ「WITH」最後の晩を楽しみました♪

低スペックな私には、皆さんの素敵なドレスが読み込まれなくって^^;
ということで私は会場以外の「WITH」最後の景色を観て周ったりしていました^^

水の轍


水の轍


水の都「WITH」の最後は、そのモチーフとなったベネチアの水没時期を再現するかのように会場以外の歩道は、既に浸水していました...Cafe Floraの前も一晩にして、このように水に浸っています。

水の轍


水の轍


お店が立ち並ぶ大きな通りも、まるで轍のように水が埋め尽くしています...

水の轍


咲き誇った桜の美しい公園も、本格的なシーズンを目前にしながら消えることとなりました...

24時を回ってイベントは終了。
みんな三々五々と会場を後にする中、仲良くしていただいたスタッフや常連さんと今一度、もう営業されることはないCafe Floraにお邪魔しました。

水の轍


何を話すでもなく、少しでもこの場所にいたいという思いと共に時間は過ぎていきました。

水の轍


始まりがあれば必ず終わりもある。
当たり前のことではありますが、その間の時間が素敵なものほどその終わり方が永訣であるほど感慨深いものはありません。
お気楽なお客の身分の私ですらそうなのですから、スタッフの皆さんはもっと思うところがあったことでしょう...

水の轍


セカンドライフという3D仮想世界システムを2Dイのンターネットに見立てると、SIMはホームページ、そこに訪れているアバターはホームページの閲覧者だと私は思います。
延べ閲覧者数がワンクリックでもデジタルに増えていく人気サイトに対して、どんなに凝った作りのシムでも周りを見渡ししたときに人が居ないと見えてしまう、ここが両者を類似のものとして並べたときに
大きな差異が出る特徴だと私は思います。

その特徴を口さがない人はセカンドライフは過疎化が進んでいる、もう終わった、と利いた風な口を利きますが、メインランドで多くて40人が定員のインワールドでは一箇所に密集でもしなければ
現実と同じような賑わいは体感できないのは当然ではないでしょうか。

もともとそういうシステムの世界にSIMはどんどん増えているのですから、過疎のように見えるのは当然のこと。
MMORPGなどは、もっと広いフィールドでも人が集中する場所があらかじめ用意されて居たり限られていたりするからより賑わったように感じるのは当然。
行ける場所描画されるものが限定される世界なら、そこへ参加する為のハード面での制約も低くなるのは当然。
みんなちょっと考えれば分かる当然を問題として取り上げたがるのかしら、と私は常々考えます。
素人の私ですらそんな風に考えるんですから広告大手の博報堂DYさんなら当然こんな風に論旨を展開して新規参入企業を集めてきてくれるものだとばかり思ってたんですけれどねぇ...

水の轍


確かに興味本位でマスコミが取り上げた時期は終わりましたね。

簡単にお金儲けができるんじゃないかと思って参加した人や、他のMMORPG等に代表されるネットワークゲームのようなものと思って参加した人達には、自分たちが期待したものとは違うものだと
気が付く時間は経ったでしょう。

ウェブよりも表現力があるプラットフォームだと飛びついて、飛びついたという事実こそ広告にはなったけれど参入し続けることには広告効果が現れず、その同時参照量がウェブと比べたら桁外れに低い為、
広告プラットフォームとしては不適切だと気づいた企業。
こと宣伝効果を重きにおいた企業は、その参入のピークは終えたのだと思います。

その参入支援を目的とした事業を推進する企業も、そのアカウントプランの見直しを終え大きく軌道修正を行う時期に入っているのでしょう...

水の轍


なぁ~んていう理屈っぽいことを常々考えている私としては、年度の切り替えのこの時期に企業のシムが撤退していくことに対して自分的には理解も共感もしているのですが...
でも、それでもエゴを言わせてもらえるなら、私は春や夏の「WITH」にも行きたかったっ!...残念です。

参照量の見込めない世界で無理やり4SIM使って300人を集めたり、なんていうセカンドライフの仕様に挑むような路線から、
インワールドで実績と実力を認められたクリエーターを起用してインワールドならではの街をひとつ作り上げた。
「WITH」は博報堂DYさんの実験場から商品見本になったんだなぁって、改修されたSIMを訪れたときに私は思いました。

でも、そのときにはもう買い手は予算に届くほど居なかったんでしょうねぇ...

コミュニケーションを担う“場”として「WITH」の最後の6ヶ月、何を以って成功とするかは評価の分かれるところだと思いますが、私は成功だったと思います。

ただ、それは博報堂DYさんが用意した環境の中で一生懸命頑張ったスタッフの努力に因るところが大きいと思います。
それすらもご自分達が個別に面接をして採用をした功績だと言うなら敢えて否定はしませんが、
“終わった”と評されがちな世界でその存在がなくなることを利用者が口を揃えて惜しいと語るのは、実際に日々ログインして接客をして、場合によっては企画立案をして、実行してきた彼女達の
モチベーションがあればこそだと、そこに通っていた私ははっきりと実感します。

もし博報堂DYさんが、形を変えてもインワールド企業参入の支援事業を継続されていくのなら、是非“場”を形成するものは人である、このリアル社会でも当たり前のことを必ず支援企業さんには
伝え続けて言って欲しい、それこそが今回「WITH」を使って行ったマーケティングで得た成果なんじゃないかと私は思います。

水の轍


訪れた人の足跡が水の底に沈んでも、その足跡を覆う水そのものが轍の様にくっきり残ってキラキラ光っている...
「WITH」の最後の風景は、私にはそんな風に映りました。

関係者、クリエーターの方々、そしてスタッフの皆さん、半年間、お疲れ様でしたm(__)m


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Posted by lorelei Mertel at 02:58│Comments(1)お出かけ
この記事へのコメント
今、読み返すと
洞察力あるなw
ロレさん。

あけおめw
ことよろw

また、どこかでね・・・
Posted by 元momo at 2010年01月04日 13:52
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